湘南の矯正専門医が発信する歯並び情報

矯正治療でダイエット!小顔!美しい横顔と笑顔!奇麗な発音!を手に入れることができます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

部分的な矯正治療について-氾濫するネット情報-

 矯正治療で前歯のガタガタだけを治したい、上の歯並びだけ治したい、また下だけ治したいなど、一部または局部的な治療を希望する質問がよく来ます。 こういった質問者の多くは、当然ながら自分の一番気になる部分だけしか目がいってないようで、それも他人が見て気付く場所を言っているようです。逆に他人から見えない奥歯などは、ガタガタであってもさほど気にならないようです。 人間の歯は数、大きさ、そして左右対称性がなければ自分の天然の歯ではきちんと咬めない解剖学的構造をしています。ですから上だけ、下だけといった矯正治療は余程特殊な例で無い限りあり得ないというのが矯正専門医では常識です。 矯正治療は単に並べて咬めるようにすれば良いというものではなく、折角並べて咬ませた歯並びが永く維持できる口腔内の環境にしなければ意味がありません。すなわち口の中の唾液が乾燥しないために口元の調和を考慮する必要があるということです。勿論抜歯が不要で口元の調和が取れればそれに越した事はありませんが、この口元の調和を考慮すると日本人の80%近くが抜歯しなければ対応できないと言われています(参考のために白人種は逆に80%が非抜歯で対応出来ると言われています)。 ということは日本人の80%の人は抜歯しなければ口元も調和は得られないわけですから、上だけ並べる場合に上だけ抜歯することになり、上下の対称性は亡くなりますので、自分の歯では咬めなくなってしまいます。下だけでも同じことが言えます。 基本的に一部分だけといった矯正治療は、歯が数本喪失してしまっているといった状況の場合に可能性がある程度で、上下左右の歯がきちんと数が揃っているケースではまず行なうことはありません。 こういった質問をされる方は、審美歯科、美容歯科といった言葉と混同されている面もあります。基本的に歯科において審美歯科、美容歯科といった科は法的に存在しませんで、勝手に作られ使われているというのが現状です。多くは歯を移動させるというよりも天然の歯を削って人工歯を被せるといった処置が主といえます。 矯正歯科と混同されている傾向がありますが、全く違うものです。矯正歯科は専門の科として法的にも認められて存在しています。そして、矯正歯科は歯を削るなどの処置を絶対に行ないませんで、天然の歯だけを動かし綺麗に並べ咬ませかつ口元の調和も考慮する治療なのです。 情報ネットの普及に伴い、情報が氾濫し、簡単に色々な情報が手に入るようになった反面、その情報が本当に正しいのかといった判断が非常に難しいというのが今の現実です。 何が正しい情報なのかを選択するときに、本当に情報を発信している矯正医が専門医制度の試験に合格し臨床能力を担保されているかいないのかは重要なポイントになることは間違いありません。しかし、その合格者は全国でも現在は200名強程度しかいません。全国に矯正歯科と標榜している歯科医院が都内だけでも1万軒以上ある事を考えるととんでもなく少数派と言えます。 その少数派の情報もネット上では、同様に非常に少数であるということです。情報を正しく判断する上でつい多数決の意見が正しいと勘違いしてしまうのが、民主主義なのかもしれませんが、それが今のネットの大きな落とし穴だとも言えます。 ネット上では上だけでも前歯だけでも綺麗に並べることはできますという情報は沢山溢れていますが、情報を発信している歯科医は矯正専門医ではなく、ましてや認定歯科矯正医ではないというのが現状です。
スポンサーサイト
  1. 2011/03/08(火) 13:18:24|
  2. 歯並びの話
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<torisu | ホーム | 八重歯はなぜ可愛いのか?>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://orthotorisu.blog54.fc2.com/tb.php/55-b2b9ac36
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。